最初の地震に持ちこたえた家で再び大きな揺れ、老夫婦は・・・| TBS系(JNN)

この度の地震により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りしますとともに、そのご遺族の皆さまに心よりお悔やみ申し上げます。また、被災され、避難等を余儀なくされている多くの皆さまにお見舞い申し上げます。被災地が一日も早く復旧、復興され、皆さまが一日も早く心安らかに過ごせる日々が訪れますことを、心よりお祈りいたします。

 

最初の地震では、家屋が傾き家財が散乱しながらも、持ちこたえた家のお陰で無事だった老夫婦。残念ながら、その後の本震によって家屋が倒壊してしまい、ずっと寄り添っていた奥様は一命を取り留めたものの、ご主人はお亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈りします。

 

 Yahoo Japan ニュースから、TBS系(JNN)の記事を紹介します。


最初の地震に持ちこたえた家で再び大きな揺れ、老夫婦は・・・

TBS系(JNN)4月16日(土)19時2分配信

 

 震度7の最初の地震に何とか持ちこたえた自宅で、ひっそり一夜を過ごそうとしていた夫婦がいました。そこへ再び、16日朝の大きな揺れ。2人の安否を心配した取材班はもう一度家を見に行きました。

 

 16日未明の地震で倒壊した益城町の住宅。正午すぎ、この家に閉じ込められていた夫婦が運び出されました。搬送時、妻の村田千鶴子さん(83)は意識があったということですが、夫の恵祐さん(84)は死亡が確認されました。

 

 15日の夜、JNNの取材班はこの家で過ごす村田さん夫婦を取材していました。14日の地震で家具などが散乱し、停電で真っ暗になった家の中でろうそくを灯して一夜を過ごしていました。

 

 「今晩はこちら、ご自宅でお過ごしになるんですか?」(記者)

 

 「だいぶ(避難の)誘いもあったけど、町からも避難勧告が出ているけど、もうじいさんとばあさんだから・・・」(村田恵祐さん)

 

 「主人がここで今晩いるというなら、私もやっぱり一緒にいないと」(村田千鶴子さん)

 

 周囲の家に灯りがついていたため、電気が復旧したのではと取材班がブレーカーを上げてみると・・・

 

 「つきましたね」(村田千鶴子さん)

 

 「あんたは本当、福の神!」(村田恵祐さん)

 

 取材班は避難所に行くよう促しましたが、夫婦の意思は固く、この家にとどまると繰り返しました。

 

 「建物きっと危険もあると思いますから、くれぐれも無理なさらずに。もしよければ避難所の方に行かれて下さいね」(記者)

 

 しかし、16日未明に起きた震度6強の地震によって村田さん夫婦の家は完全に倒壊。無事を願った私たちの思いは届くことがありませんでした。(16日17:27)

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