第三の人生の始まり

娘が時おりおかしなことをする。それを見て嫁は言う。「私もやったわ〜。私とそっくり!」そう、娘を育てるというのは、嫁の、赤ん坊から娘になるその時代にタイムトラベルして一緒に生きるのに近いのだ。こんな奴だったのか?!とビックリすることもあれば、こんな子だったんだあ〜と深く感心させられることもある。そんな様々なシーンに出くわすことで、嫁の一生に丸ごと寄り添うことになるのだろう。その場面場面で、自分自身も様々な心情を通過しながら、次第次第に器を拡げられている様な気がする。そう考えると、娘が嫁ぐ結婚式は、娘にとって第二の人生の始まりであると同時に、自分自身にとっては第三の人生の始まりなのに違いない。

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