夫婦の手紙

数日前、友人の葬儀に参列した。61歳での急死だった。人は、いつ天に召されるかわからない。だから、今日の一日を精一杯に生きる。と同時に、お世話になった人、愛する人には、きちんと言葉に表わして、しっかりと気持ちを伝えたい。言葉に表すのが照れくさければ、手紙を書いて。LINEとかが全盛の今だからこそ、手紙は一段と思いが伝わりそうだ。

 

ところで、人間関係は、お互いが我を通そうとすることで難しくなる。おおかた自分のプライドが傷つくことを恐れて我を通そうとしてしまうのだが、それこそが自らプライドを失う行為だということに、意外と気がつかない。本当にプライドがあれば、相手を立て、相手より先に謝ることだ。日本人どうしならばそれが出来るし、そうすることで人間関係は良好に保てる。夫婦関係においても、それは言えることだと思う。

 

人生は長いようで短い。喧嘩して、くよくよして、関係修復に多くの時間を費やすのもドラマチックだが、できれば、心に残る良い思い出をたくさん作るために大切な時間を費やしたいものだ。そして、良い思い出は、より多くの人と喜びを分かち合いたいものだ。夫婦で、家族で、そして、多くの友人や仲間と共に。

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