理想の母親 ~笑顔が一番~

女性は一人目の子どもを産んだ瞬間に母親としてデビューする。予行練習もリハーサルも無しに、いきなりぶっつけ本番だ。事前に、雑誌や本で読んだり、友達や仲間から聞いたり、レクチャーを受けたりと。それから、ネットで情報収集したり。とにかく様々な情報を収集して備えるだろう。しかし、体験学習をすることはない。お姑さんとの同居は珍しくなったので、お姑さんから教えてもらうことはまず無いと言えるだろう。一方、里帰り出産は今でもよく聞くので、実のお母さんからのアドバイスは考えられる。が、やがて、実の親といえども育児方針でぶつかってしまったりすることも・・・。

若葉マークの母親は、豊富な知識に押しつぶされそうになりながら、身悶えし、苦しみながらも必死に『理想の母親』になろうと務める。そんな彼女の心を一体誰が慰め癒やすことができるだろうか?

それは、他でもない、お腹を痛めて産んだ、自分自身の子どもなのだ。そして、注いだ親の愛は必ず実を結ぶことをも教えてくれる。

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