「王貞治」を生んだのは?

「水金地火木土天海」と覚えた太陽系の惑星。これが「水金地火王木土天海」とはならないことはわかっていても、小惑星「王貞治」の誕生は嬉しい。そんな思いにさせてくれた昨日のニュース。

 

 プロ野球・福岡ソフトバンクホークスの王貞治会長の名がついた小惑星が誕生した。この命名には福岡の天文学者たちの王会長への熱い思いがあった。
 「王貞治」と名付けられた小惑星は2000年に発見されたもので、火星と木星の間の小惑星帯にある。
 小惑星への命名を思い立ったのは、九州大学大学院で天文学が専門の山岡均助教たちのグループだ。去年7月、王会長の了承を直接得た上で、フランス・パリに本部がある国際天文学連合に提案、26日に正式決定したことが発表された。
 王会長「野球も不滅だと思うけど、天文学はもっと不滅で、これから先も続いていくことなので、自分の名前で興味を持ってくれる人がいれば」
 小惑星「王貞治」の大きさは直径数キロメートルとみられ、太陽の周りを3年8か月かけて1周している。
 野球界の大スターが、文字通り「宇宙の星」として輝き続ける。

 (Yahoo! JAPANニュースより)

 

野球人と星とくれば、子供の頃、夢中になってテレビにかじりついて見たアニメ『巨人の星』を思い出す。そこに繰り広げられるドラマは、王貞治や長嶋茂雄等のエピソードが題材となったものだろうと思われるシーンが幾つもあった。『巨人の星』のヒーロー星飛雄馬は、巨人軍のスターたちを象徴した存在だったのだろう。

 

改めて動画『世界の王は努力から生まれた』を見ると、王貞治の努力はとても真似の出来ないとてつもないものだったことがよくわかる。その姿は、野球の神様、川上哲治氏をして「俺は王ほど努力できないな」とまで言わしめたのだ。

[出典:SANSPO.COM]1967年に伊豆大島へ家族旅行。(左から)母・登美さん、父・仕福さん王氏、恭子夫人
[出典:SANSPO.COM]1967年に伊豆大島へ家族旅行。(左から)母・登美さん、父・仕福さん王氏、恭子夫人

では、その努力する精神は一体どのようにして生まれたのだろうか?

やはり、ご両親からなのではないだろうか。王は、礼儀作法に厳しく、娘たちが自分の言った事に対して口答えをすると容赦なく鉄拳を振るい、鼻血が出るまで殴っていたこともあるという。そのしつけにおける厳しさは、父親からのものだろうか?また、母親の登美は、自著の中で「無学の上に特別な才能も何もない親のもとで、ここまでやってくれて、母さんは幸せです」(『ありがとうの歳月を生きて』勁文社)と、我が子への思いを語っているという。厳愛の父と慈愛の母に育てられた王貞治だからこそ、超人的な努力を積み重ね、逆境をはねのけ、世界の大記録を残せたのではないかと思う。(Wikipedia 王貞治より)

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