現代型ホモ・サピエンスが登場したのは今から10万年前。アフリカで猿人的な人間が誕生したときから数えると600万年。更に、類人猿の祖先とされる真猿類が登場したのは、今から約3,400万年前だそうだ。（JAXA宇宙情報センター公式サイトより http://spaceinfo.jaxa.jp/ja/human.html）
聖書によると、AdamとEveが神の戒めを破りエデンの園を追放されて以来6000年間、人類は殺人や不貞の罪を犯し続けている。聖書歴史6000年間が科学的には何年間に相当するのかは定かではないが、人類は気の遠くなるほど長い年月の間、殺人と乱交を繰り返して来たのかもしれない。
いつしか男女の関係において、（地域・民族・宗教等による多様性は現存するが）一般的には、１対１の夫婦やカップルを良しとするようになった。保守的な人々やキリスト教徒の人々においては、それに反するものは悪であり罪とまで捉え、厳しく戒める。
ここに紹介する動画では、宗教的観点からの罪とかはさて置き、そこのところの仕組みと言うか考え方と言うか、なぜ１対１なのか、その辺をものの見事に解説してくれている。更には、これほどの長い歴史の中で、不貞は悪しきものと分かりながらも根強く行われ続けるのはなぜかについても。
そして、不貞には苦痛と裏切りという一面とは別に、成長と自己発見というもう一面があると説き、浮気の結果が良い方向に向かうこともあると考えるものの、それでも浮気を推奨することは無いと次の様に言い切る。
『癌を薦めることが無いように、私は浮気を薦めることなんてしません。病気にかかった人たちから、病気によって新しい視点が得られたと聞くことがあっても。』
免疫力アップによって、癌に罹りにくい身体を作ることが出来るらしい。だとするならば、深い夫婦愛を築くことによって、浮気心が付け入るしまのない夫婦関係を築きたいものだ。
◯日本語訳の全文を掲載したサイト（TED Subtitles and Transcript）はコチラ。