もしも運命の人がいるのなら - 西野カナ

運命と言えば、「ジャジャジャジャーン!」。

運命の人が「ジャジャジャジャーン!」と登場してくれたなら、誰も気付かなかったり見間違えたりすることなど無いだろう。そして、運命の人と出会えたチャンスを逃すこと無くしっかりと掴み取るだろう。と思うのだが、「ジャジャジャジャーン!」と登場することはまず有り得ない。

しかし、後になって振り返ってみたら、あれは「ジャジャジャジャーン!」だったのだと思うことはある。そう、「ジャジャジャジャーン!」の代わりに、何か、合図というか、サインというか、あるものなのだ。

難しいのは、それが、チャンスというよりは、むしろピンチの時に出会ったりするし、余りにも平凡過ぎていたりと、とにかく気付きにくいのだ。

それに加えて、アレだ。「チャンスの女神は後ろ髪がない」という話が教えてくれている、躊躇したり、動揺したりと、やっかいな心がある。

だから、願わくば、「チャンスをものにする力」を与えてください、神様。などとお願いしてしまうのだろう。「セレンディピティ」という、聞き慣れない言葉があるそうだ。意味は「偶然生じたチャンスをものにする力」だとかなんとかだった様だ。

アンテナを高く張って、セレンディピティよろしく、毎日が充実しますように。

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