人生に必要な知恵はすべてテニスコートで学んだ 

この一球は絶対無二の一球なり 福田雅之助

七味は毎日食することによって「血管のどぶそうじ」になる、と言われています。という七味唐辛子屋さんのホームページを見て以来、ほとんど毎日欠かさず汁物にかけている。毎日のことながら、テーブルにはいつも忘れられるので、うちの嫁に「お母さん、七味。」と催促するのも日課になっている。

 

うちの嫁がどこか旅行に行って来たお土産に、大きな瓶での七味唐辛子を買って来てくれた。さっそく蓋を開けて掛けたところ、ドバっとかかってしまった。それ以来、普通の小瓶の空いたやつに移し替えて使うようにしている。

 

朝食でうどんを食べようとしたら、いつもの様に七味が無い。いつもの様に「お母さん、七味。」と催促した。いつもの小瓶が見つからないからと、予備の小瓶に入れて持って来た。いつもの様にサッサッとかけようとしたら、ドバっ!と出た。そう、中ぶたをしてなかったのだ。

 

今から10年ほど前のことだろうか。『人生に必要な知恵はすべて幼稚園の砂場で学んだ 』という本が出版され、広告等で目にした覚えがある。読んではいないが、私にとっては、『人生に必要な知恵はすべてテニスコートで学んだ 』と思っている。

 

軟式テニスを始めた中学時代、ポジションは身長から前衛となったが、その後紆余曲折があり後衛に変わった。ある時、後衛は、前衛が取れないボールには、どんなことがあっても全責任を負うもんだと腹を固めた。それが、ダブルスでパートナーと一つになる秘訣となり、勝負に勝つ決め手となった。

 

汗を流しながら無茶苦茶辛いうどんを食べているうちに、汗を流しながら白球を追った頃を思い出した。

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