こんな夫婦になりたい、憧れる芸能人夫婦№1

「ガールズちゃんねる」というサイトで『こんな夫婦になりたい、憧れる芸能人夫婦は?』という問いに対して№1だったのが三浦友和・山口百恵夫婦。http://girlschannel.net/topics/140663/

ちなみに、対照的だったのが先日紹介した船越英一郎・松居一代夫婦

『スター誕生!』の審査委員長を務め、当時の人気作詞家だった阿久悠は山口百恵を「あなたは青春ドラマの妹役なら良いけれど歌手は諦めた方が良い」と評した。最高位37位に終わったデビュー曲「としごろ」以降、様々な転機を足掛かりに、他に追随を許さないまでにスターダムに上り詰めた絶頂期の21歳。日本武道館で開催された引退コンサートでは、「私のわがまま、許してくれてありがとう。幸せになります。」とメッセージを言い残し、台本には無かった最後にマイクを置くというパフォーマンスで舞台を去り、それは伝説となった。同時代に生きた私は、山口百恵の歌は知っているものの、彼女の人となりは全くと言っていいほど知らなかった。だが、この動画を見て、初めて知ることが出来た。

デビューからの7年、「横須賀ストーリー」「プレイバックPart2」など多くの楽曲を手がけ苦楽を共にした作詞家・阿木燿子や、引退コンサートの構成を担当した構成作家・宮下康仁、そして結婚を決めてから後、引退コンサート中のすべて、そして新婚旅行に出発する直前まで携わったヘアメイク・司さとし、さらに、スカウトから引退まで、歌姫を育て見つめ続けてきた芸能事務所社長・堀威夫。彼らが語る一つ一つのエピソードを通して、山口百恵のその人となりが証され、感動すら覚えた。

三浦友和との結婚を機にきっぱりと芸能界を引退した山口百恵。マスコミから幾度となく復帰説を書き立てられながら、また、三度も『NHK紅白歌合戦』への出演交渉も辞退し、一貫して芸能界とは距離を置いている山口百恵。そして、2011年の母の日にちなんで、2011年度「母が選ぶ理想の母」のアンケートで1位となった山口百恵。かつて、デビュー曲の低迷から大胆な歌詞を歌わせる「青い性路線」への転換となり歌った「ひと夏の経験」。その時期のインタビューで「女の子の一番大切なものって何だと思いますか」との質問に、全て「まごころ」で通した山口百恵。

 

『こんな夫婦になりたい、憧れる芸能人夫婦は?』№1に輝くおしどり夫婦のその姿は、人の一生において一番大切なものが何だかを身を以て示しているように思える。

引退コンサートで12曲めに歌った“「スター誕生」AGAIN”
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